関節の痛みは「脱水」状態が原因かも⁉️

膝や肩などの関節痛に悩んでいる方は意外と多くいらっしゃいますが、飲み薬や貼り薬等で対処するのがほとんどでは無いかと思います。そんな皆さん、「水」はきちんと飲んでいますか?実はその関節痛、「脱水」が原因の場合もあるかもしれません。

【水分不足が痛みの原因に!?】
腕の関節や背中の痛みなどの症状原因は何かと考えてみると、血流の悪さやホルモンバランスの崩れによる影響、年齢のせいなど様々な痛みの原因が思い浮かぶでしょう。
しかし、最近ではほとんどの病気の原因は、水不足状態が続くことにあると言われています。
人の身体から作り出される神経伝達物質であるヒスタミンには、体内の水分を調節する働きがあり、具体的にどのような働きかと言うと、体内で水分が多いところがあればその余分な水分を、水分の少ないところへと移動させます。
この働きは私たちが生きていくためにとても重要なのですが、水分不足から引き起こされる脱水症状が出ている人の場合、ヒスタミンが痛覚神経と接触した際に、痛みを引き起こしてしまいます。
例えば膝や足首、肩など骨と骨が連結する部分が痛みだすといった関節痛と呼ばれる症状です。
関節に痛みが出てきた場合は、すぐに病院に行って飲み薬又は貼り薬などを処方してもらい治していくというケースが多いですが、改善への第一歩としてはまず身体が必要としている量の水分をしっかり摂るのが重要だと言われています。

【脱水症状を改善するには「水」を飲む事が大事!】
コーヒーやジュース、アルコールの摂取量を増やすという事ではなく、大切なのは「水」を飲むことです。
身長や体重、性別などによって多少前後しますが、1日に摂る水分の目安はコップ10杯ほどと言われています。
バトマンゲリジ博士によれば、体重の1/30の水(例えば50㎏の人であれば 50÷30=1.6L の水)を目安に一日を通して飲むと良いようです。(腎機能が正常な人の場合。)
コーヒーやジュースなど、味が付いている飲み物に慣れてしまってから、味もなく常温の水道水でしっかりと水分を摂り続けるというのには抵抗がある、なかなか習慣付かないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、水はほぼ100%体内に吸収されるのに対し、味のついたドリンクは他の不純物を含んでいたり、利尿作用があるものも多い為、水分補給とは考えずに、基本的に「水」だけで上記の量を飲むようにしてください。
今まであまり水分を摂る習慣が無かった方は、食前30分前にグラス一杯、食後2時間半後にグラス一杯の水を飲むのを目標にし、慣れてきたら二杯にする等、まずは少しずつ増やしてみてくださいね。