貧血

【貧血】

貧血とは、酸素を送り届けるはたらきをする血液中の“ヘモグロビン”の量が少なくなることで全身が酸欠状態になり、さまざまな症状が起こることです。

貧血は原因によってさまざまな種類に分けることができますが、約60〜80%はヘモグロビンの材料となる“鉄分”が不足することで起きる“鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)”だといわれています。このほか、ビタミンB12・葉酸などの栄養不足や、何らかの病気・治療薬などが原因となって貧血が起こることもあります。

【食について】

貧血予防に良いおすすめの食べ物

野菜、果物、芋類

 野菜、果物、芋類はビタミンCを多く含むため、鉄の吸収率をアップします。

かき、しじみ、あさり、鮭

 かき、しじみ、あさり、鮭は赤血球をつくり出すビタミンB12を含みます。

緑黄色野菜

 緑黄色野菜には正常な赤血球をつくるのに必要な葉酸を含みます。

魚介類やレバー、大豆

 魚介類やレバー、大豆には赤血球中のヘモグロビンが作られるときに必要な酵素の成分である銅を含みます。鉄を摂取しても銅が不足していると、ヘモグロビンは正常につくられなくなります。

肉、魚、卵、乳製品

 肉、魚、卵、乳製品など動物性たんぱく質と一緒に補うと鉄の吸収が高まります。

貧血予防のために控えたほうが良い飲み物・食べ物

緑茶、紅茶、ウーロン茶、コ-ヒ-

 緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどタンニンを含む飲み物を食事中や食直後に摂取すると、タンニンが鉄と結合して鉄の吸収を悪くします。

玄米、おから、ふすま

 玄米、おから、ふすまなど不溶性食物繊維を含む食べ物を摂取すると一緒に排泄され、鉄の吸収を阻害します。

加工食品

ハムやソーセージ、練り製品、その他加工食品、清涼飲料水、スナック菓子などに使用される添加物の一種であるリン酸塩は鉄の吸収を阻害します。

気になる方は、出来ることから始めてみましょう✨